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おはようございます、ぺんたです!
考えていてふと気がついたのですが、実は大家さんというのは孫正義さんと同じことをやっているんです。

孫さんのソフトバンクはもともとパソコンソフトの卸問屋からスタートして、次々に企業買収をしかけて現在の地位を築きました。日本人の我々にとってもっとも印象深かったのは旧ボーダフォン日本法人の買収ではないでしょうか?

■写真■孫さん写真を使ってごめんなさい
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■写真■ボーダフォンは苦戦していましたね
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企業買収の手法にはいくつかありますがボーダフォン買収時に孫さんがとった手法は「LBO」。レバレッジドバイアウトという言葉の略で、買収先の企業価値や収益力を担保にして買収するやり方です。自分の手元資金が少なくても、これから買う相手の会社を担保にしてお金を借り入れるので、「レバレッジをかけて買い取る」やり方という意味ですね。

我々大家もアパートやマンションの積算価値や収益力を担保にお金を借りて物件を購入します。頭金を2割入れてくれと言われたらたじろいでしまうくらい自己資本がありません(笑)

企業買収のやり方でもう一つのよく知られた手法が「TOB」。テイクオーバービッドの略で、証券取引所で売買されている上場会社の株をひたすら買い集めて支配してしまうという、乱暴でお金のかかるやり方です。

■写真■ニッポン放送事件を覚えていますか?
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TOBで物議を醸したのが、当時ライブドアの社長だったホリエモン。ニッポン放送にTOBをかけ子会社にした事件がありましたよね。当時フジテレビがニッポン放送の子会社になっていて、親会社のニッポン放送は比較的少ない資金で買えちゃうからお得・・・といって親会社を押さえにかかった事件でしたね。

こうしたやり方は大量の資金が一気に必要になるので、使える人は限られています。

大家業でいうと手元資金が非常に潤沢なメガ大家さんのようなものでしょうか?
一般の大家さんが掘り出し物の物件を探し当て、ローン特約付きで1番手にようやくなれた矢先に、「あー、すみません。現金買いに持って行かれました~」と悔しい思いをするケース(苦笑)
いつかこのような身分になりたいものです。
 
脱線しましたがLBOに戻ります。 

孫さんはボーダーフォンを買収するための子会社を設立し、そこに2000億円出資しました。その2000億円の会社が1.7兆円もの借入を起こしボーダーフォン日本法人を買収したという形。これは頭金1割だけ自己負担してあとの購入資金は融資でまかなう・・・といったアパートの買い方と全くいっしょです。

ところで孫さんがボーダフォンを買収した後に何をやったか?
ボーダーフォン時代は加入者が約1500万人でしたが現在ではグループ全体で3700万人にもなります。そう、徹底した加入者の新規獲得キャンペーンを通じて現在の高収益を実現したのです。

■写真■ 買収後の契約者数の伸び(~2011年)
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携帯電話の加入者数は基本的に日本の人口が上限となります。そんな環境下で加入者数を2.5倍に伸ばすためには他社から客を奪うという発想が必要になってきます。現にNTTドコモは加入者数をどんどん減らしています。やればできるもんなんですね。

我々大家も物件の「買収」後には空室を埋めるという「新規獲得キャンペーン」が待っています。そのためにはよその大家さんから客を奪うという視点が欠かせません。畑違いの携帯電話業界が新規獲得をするやり方も実は参考になると思います。

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