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おはようございます、ぺんたです。

私はいまのところ中古物件専門で新築はまだやったことがないのですが、市場にどれぐらい新築アパートが供給されるかという点は注視しています。

といっても個人で全国の全ての新築アパートの動向を把握するのは難しいので、アパートメーカーが公開しているIR情報を代替指標としてチェックしています。今回もふと思い立ってチェックしてみました。

というのも、先日懇意にしていただいている設備屋さんと立ち話したとき、

「もう新築アパートラッシュは終わってゆっくり出来てるでしょ?」

と問いかけたところ、

「いやぜんぜん減ってないんです💦」

と仰っていたからです。

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上場している有名なアパートメーカーの受注状況を拾ってみると設備屋さんの話が本当であることがわかりました。

まずは大手のダイワさん。

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数字が小さくて全く読めないと思いますが、今年度4月から11月までの累計で前年比+7%の受注増です。

次に大東建託さん。
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これもわかりにくくて恐縮ですが折れ線で表示されている6ヶ月移動平均の受注高は前年トントンか微減で推移しています。

東建コーポレーションさんのTVCMは中村雅俊さんが出ていてけっこう好きです・・・あ、関係ないか(笑)
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ピンクがアパートの上半期累計受注高で、一番下が今年度、真ん中が前年度ですが、やはり前年比+3%ぐらいの受注増です。

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大手三社は比較的好調だったので今度はお騒がせ組を見てみました。

昨年5月末にアパートの施工不良問題で大騒動になったレオパレス21さんはさすがに苦戦しているだろうと思ったら案外そうでもありませんでした。(グラフは自作ですが公開された数字を拾っています)

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赤い折れ線が単月の受注前年比です。事件直後には受注が大きく減っていますが早くも8月には前年比107.8%と回復、11月・12月と連続で前年比110%を超えていますのでもはや立ち直ったようですね。

熾烈な営業活動をやっているだろうことは想像に難くないですが、たぶん既存オーナーさんがリピート発注をしているのでしょうね。

それだけレオパレスさんがオーナーさんの心をガッチリ掴んでいるのか、逆にオーナーさんがもはやレオパレスと心中する境地なのかはわかりませんw


最後にTATERU(旧インベスターズクラウド)です。エビデンスの偽造をアパートメーカー自らがやってしまった事件の主役ですが、さすがに受注は大きく落ち込んでいました。
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前年の第三四半期が207棟の受注だったのに対し、今年度の第三四半期は45棟しか受注できていません。約80%減です。

上でご紹介してきた老舗4社は多数の営業マンが地べたを這い回るような営業を展開している企業で、いわば陸軍歩兵部隊のような戦い方です。切り取った陣地は死守します。
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それに対してTATERUは広告に反応して資料請求してくる人を相手にしたいわゆる反響営業で、少数戦力で奇襲するような戦い方です。まあ空軍か落下傘部隊みたいなものでしょうか。
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落下傘部隊だけに悪天候に弱い・・・とうまいことを言っている場合ではありませんが(苦笑)、スキャンダルがあると反響が減るのでモロに受注減に直結してしまっているのでしょう。

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金融機関がアパート向けの融資を絞っている!と言われて久しいですが、大手メーカーがこのように受注を伸ばしているところを見ると融資もついて来ているわけです。

こういう現状を見ると頭から「融資は出ない」と思い込まずに、「出るところには出る」と思って工夫したほうが得策でしょうね。


しかしあれですね・・・。まだ新築ラッシュが続いているのであれば、供給過剰が更に進展しているわけですよね。政府か地方自治体が総量規制してくれないかなぁ!?あ、それだと新築系の仲間の大家さんがこまっちゃうか・・・(^_^;

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