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健美家コラム第53話で、物件を購入するためのサブリース活用法についてエピソードを書いています。よかったら読んでみてください。

◎全空物件を買うためのサブリース活用法 ~金融機関の不安を解消する仕組みの作り方~

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おはようございます、ぺんたです。

3月31日で市営住宅の賃貸借契約が終了しましたので、翌4月1日にカギを引き取りに行きました。前日まで普通に会話していた担当者は、

「私宛に訪ねてください」

と言っていたのですが4月1日付けで異動になったということで不在でした。口があんぐりです。既に異動は内示されていただろうに何にも言ってくれないのは不誠実です(..;)

窓口で用件を告げると混乱しているようで、しばらく待たされたあと課長が直々に出て来て

「ちょっとお時間いいですか?」

と一室に案内されました。すると課長・副課長以下総勢5名がぞろぞろ入ってきて取り囲まれましたw

実はこの日、カギの引き取りと交換で原状回復の請求書を手渡す約束になっていたので、その場でお渡ししました。

原状回復費

鑑の画像が上↑ですが、一部屋ごとに詳細な要修繕箇所の積算をした、全32頁にもわたる立派な請求書ですw。全30室のファミリー物件ですから金額もかさみます。

3月25日に前担当者らと全室を回った際この内容は詳細に説明してあります。

課長が、

「事前に部下から聞いたはなしでは、双方の主張にずいぶん開きがあるようですね。得にクロス貼り替えについての考え方には、国交省のガイドラインに照らしても大きな差があると聞いています」

とジャブを打ってきましたので、

「国交省ガイドラインは内容に事実誤認や論理矛盾がありますので、現場の実情には合わないと思っております。従って私はあのガイドラインをまるごと採用するつもりはございません」

とジャブを打ち返しました。続けて、

「あのガイドラインは大家側が本来の『原状回復』よりも過大な請求を入居者に行うのを防止する立場で作られた・・・というのは承知しております。その考え方は基本的に支持しております。そこで私はこの請求書には「自然損耗・経年劣化・通常使用による劣化」などの修繕箇所は一切含んでおりません。その点ご安心下さい。但しガイドラインの事実誤認や論理矛盾については承服致しかねるという立場です。」

「また、あのガイドラインには法的拘束力はなく、『もめた時に参考にしてね』という程度の意味合いですので、こんご市との相対(あいたい)の話し合いで解決して参りたいと持っています。しかし私は全ての物件がこの街にあることから、市役所ともめたくはありません。できるだけ穏便に落とし所を探して行きたいです(^^ )」

とジャブを打ち返しました。課長は「ご配慮ありがとうございます!」と応じていたので双方の利害が一致して、このあと相対の条件闘争になることでしょう。

以前の記事で皆様からアドバイスいただいた通り、法廷に出るほどこじれてしまったら、裁判所はガイドラインに準拠して私に不利な判断をすることでしょう。ですから法廷闘争にはならないギリギリの線で交渉する・・・という方向性を暗に示しました(^_^;

Opera スナップショット_2020-04-03_021658_www.mlit.go.jp


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続けて副課長が、

「今後の工事日程はどんな感じですか?」

と質問してきたので、

「明日(4月2日)から業者さんに入ってもらい、短期間で全室を改装する予定です。早期満室にしないと首をくくらないといけなくなりますからね~(笑)」

と応じると、

「ということは、クロスなんかはすぐに剥がされてしまってもう見られなくなるんですね💦」

「はい、申し訳ありませんが建物が返還されたあとの工事は出来るだけ迅速に進めます。昨年夏に現場で協議させていただいてから7ヶ月も時間が経過しております。その時点で3分の2は空室がありましたし、今年の2月末時点で全空になっていましたのでご担当者さまが現状の確認は十分されていると思います。そういう意味で実務上不都合はありませんよね?(^_^)」

「3月25日の現場立ち会いもこちらから呼びかけて実現したものです。7ヶ月もの時間があったのになぜ市のほうから積極的に当方にアプローチが無かったんだろうといぶかしく思っていたんですよ」

とイヤミを言っておきました。あの様子だと現場写真もロクに撮っていない感じです。恐らく私の請求書をみてから現場を再確認しようという魂胆だったはず。アテが外れて副課長は落胆している様子でした。

ミーティングのあいだ、私は終始リラックスモードで随所にジョークなどを交えました。ツノを突き合わせるような雰囲気に持って行ったら却って交渉負けの材料にされてしまいますので損です。

こういう交渉はサラリーマン時代にさんざんやりましたので、なんだか血が沸くような感じがして好きなんです(笑)

実は今後の交渉で使う論理構成や落とし所ももう決めてあります。(別の記事で書こうと思っています)

サラリーマン時代の上司に言わせると、

「ぺんたは先に穴を掘っておいて、交渉しながら相手をその穴に落としておきながら相手から恨まれない交渉をするよね・・・(^_^;」

と、誉められたことがありますが(苦笑)、市役所ともそんな感じで交渉していければいいなと思っています!

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