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おはようございます、ぺんたです。

古くからの地名にはその土地の歴史が詰まっていると言われます。よく知られているのが「蛇」という文字を含む地名です。「蛇崩(じゃほう)」とか「蛇抜(じゃぬけ)」といった感じで蛇という文字を含む地名は河川の氾濫や土砂災害を起こしやすい土地だそうです。

その他にもこの手の危ない地名は多々あります。特に新築系の方で気になる方がいらっしゃったら次のような書籍を読んでみてはいかがでしょう?
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地名は警告する―日本の災害と地名

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あぶない地名 (災害地名ハンドブック)

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私が事業を営んでいる山口県宇部市にも、(危険ではありませんが)土地の由来を示す興味深い地名があります。いくつか紹介してみますね。

山口県だけの独特な地名として「XX開作」という地名が存在します。「妻崎開作」とか「中野開作」という地名がいまでも残っているのですが、この「開作(かいさく)」という地名は「埋め立て地」を意味するそうです。「開いて作った土地」という意味なのでしょうね(^^ )

お隣の防府市(ほうふし)の地図でわかりやすいものがあったので借用しますが、「開作」の歴史はこんな感じです↓
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図中のアルファベットがふられている土地が全て江戸時代以前から明治にかけての埋め立て地です。重機もないのに、よくぞ根気よく埋め立てたものですね。これらの区画は長州藩において「XX開作」と呼ばれていたようですが、いまは防府市によって新たな地名が与えられています。

ところが我が宇部市では未だに当時の呼称である「開作」が現役の地名として残っているわけです。埋め立て地であるがゆえに海抜が数メートル程度と余り高くなく、ハザードマップ上では津波や洪水の高リスク地帯になっています。

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また、「梶返(かじがえし)」という地名があります。ここのアパートを買うとき仲介業者さんと雑談していると、

「ここは昔、船着き場だったんですよ。ここで船の舵を反転させる』という意味で「かじがえし」と呼んでいたんです」

と言われました。しかし「梶返」はけっこうな内陸部なので当時の私は(ほんまかいな!?)と半信半疑でした。ところが後日、市役所の資料を漁っていると江戸時代の海岸線を示した略図が出てきました。下の図で、ミドリの線で囲まれた範囲が江戸時代の海岸線で、ベージュのところが当時の陸地です。
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あらら・・・(..;)、江戸時代にはいまの市街地にあたるところが大きな入り江になっていて、そのドンツキのところがいまの梶返です(赤丸の部分)。たしかにこの入り江があれば船は上って来れますね。仲介業者さんの言ったことは本当でした💦

こういうところは地盤がしっかりしているので災害には強いのですが、古くから栄えてきた関係で道路幅が狭い・・・という難点もあります。

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由来がめっちゃわかりやすい地名としては「黒石(くろいし)」という地区があります。文字通り黒い石が産出された場所。つまり古い炭鉱地区です。
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別の仲介業者さんと雑談しているとき黒石地区の話になり、

「黒石地区の下には無数の坑道が走っていて、いつ地盤沈下してもおかしくないんです。だから土地を仲介するときには念入りに説明して、トラブルにならないようにしています」

とおっしゃいます。

またセキスイの所長さんと話したときには、

「地盤沈下のせいで何件か訴訟を抱えています💦」

とおっしゃっていました。廃坑道がある土地はいつなんどき陥没するかわかりませんから、私は黒石地区は投資対象外にしています。非常に人気のエリアなんですけどね・・・。新築アパートを建てたあとこんな風に↓陥没されては困りますもんね。

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いかがでしたか?時間のあるときにでも地名と歴史をひもといてみたら、案外面白い情報が手に入るかもわかりませんよ(^^ )

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