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おはようございます、ぺんたです。

コロナ禍を迎え、仮想通貨の代表格であるビットコインが再び値上がりしています。

2020-11-30

2018年初頭に、仮想通貨に手を出す大家さんが多いことを懸念して警告の記事を書きました。

◎私が仮想通貨をやらない理由

ビットコインの値上がりでまた手を出す人が出てこないとも限りませんので、仮想通貨のその後について思いつくままに雑感を書いてみたいと思います。

■私が心配する人たち

前回記事を書いたときはブログのコメント欄が荒れましたね~。けっこうな数のディスりコメントが来ました。箸にも棒にもかからない言説で片っ端から削除したので皆さんの目にはとまっていないと思いますが・・・(爆)

そのとき目立ったのは、

「仮想通貨はブロックチェーンという最新のテクノロジーに支えられたネット上の「金(きん)」である。その価値を理解できないぺんたはバカである」

という論調だったり、

「そのうち仮想通貨は法定通貨を駆逐して世界共通通貨になる」

という論調だったり・・・。当時は仮想通貨を頭から信じてこういうコメントを書き込む人がけっこういたんですよね💦こういう人たちがまた出て来ないかを私は心配しているのです。(さすがにそんなおバカさんはいまどきいないと思いますけどね)

当時のテレビ番組で仮想通貨のドキュメンタリーをやっていたのですが、業者が主催するセミナーに参加して上気した顔で

「私の持つ資産は退職金から何から、全て仮想通貨に投資します!♡」

と言っていました。いまごろ養分になっていることでしょう(笑)業者に騙されて仮想通貨の未来を盲信してしまった純情な人です。

逆に安心して見ていられるのが、

「仮想通貨は値動きが激しいので一儲けしよう🎵」

という投機的な人。はなから仮想通貨の難しい理屈は抜きにして、余裕資金で小遣い稼ぎをしよう・・・下手したら「億り人」になれるかも・・・的な人は仮想通貨の市場が鉄火場であることを本質的に理解していると私は思っています。
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■仮想通貨の本質

法定通貨は物理的に見ると印刷されたただの紙切れですが、国家が発行することで国家権力により強制的に流通させることができます。その結果、国民全員が「日本円は価値のあるものだ」と信じ込んだ結果価値が生まれた・・・という構造になっています。

いっぽう仮想通貨はどこの誰だかわからない者が「これは通貨だよ」といって一方的に発行するものです。これって紙に手書きで「いちおくえん」と書いたものを価値があるものだと称して流通させようとする行為と本質的にはなんら変わりありません。
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仮想通貨信者の方は「ブロックチェーンという最新技術で暗号化されているから価値が出るんだ」と反論するでしょうが、理解に苦しむ言説です。解読できないことに価値があるのであれば難しめの知恵の輪みたいなものじゃあないんでしょうか?w
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仮想通貨が本当に通貨であるならば、万人がその価値を認め万人が受け取るようにならないといけませんがそのような信認も流通性もまったく確保されていませんのであれは通貨ではありません!

■通貨でないならば一体なんなのか?

仮想通貨は一般社会で決済手段としてはほとんど用いられておらず、ほとんどの国民が無縁な生活を送っています。仮想通貨の交換所では恐らく数十万人程度の参加者の間で取引されているようですが、ごく限られたマーケットでの流通しかない現状です。

そうしたモノをあれこれ考えていたら思い当たりました。スロットマシンのコインです。
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パチンコ屋の店内でだけ流通するコインです。スロットの場合はこのコインを最終的には日本円に交換できるのでみなさん一生懸命コインの枚数を稼ごうとしますが、日本円に交換できなければスロットコイン自体に価値はありません。

しかも仮想通貨の相場は乱高下しますので、いつも必ずあるレートで法定通貨と換金できるわけではありません。そういう意味ではスロットマシンよりもボラティリティの高い丁半博打みたいなもの・・・といえばわかりやすいでしょうか!?

■国家が誰にでも通貨発行を許すのか!?

2018年の記事を書いたとき、ある読者の方から真面目なコメントをいただきました。その方へのお返事の中で私は、

「いまは仮想通貨が乱立しているが、そのうち有力な2~3銘柄に集約されるはずです。」

という大意のことを返信しました。その後どうなったかというと、有象無象の泡沫コインは姿を消し、事実上ビットコイン、イーサリアム、XRPの3強時代に入っているようです。
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じゃあこの3強ならば安心できるかというとそんなことはありません。同じ方への返信で

「国が民間事業者に通貨を発行させるわけがない。そのうち国家自身がデジタル法定通貨を流通させるようになるので、私はそっちを使いたい」

という大意の返答もした記憶があります。

その後の3年間で私が予想したとおり、国家がデジタル通貨を発行する時代になってきています。もっとも前のめりなのは中国共産党です。デジタル人民元を来年にも発行しようかというところまで来ています。日本は比較的腰が重いほうなのですがそれでもデジタル化された日本円の検討を既に開始したと報じられています。

デジタル法定通貨が広く世の中で流通するようになってしまえば、決済手段としての仮想通貨はますます魅力を失います。ビットコインであってもデジタル法定通貨の出現により、価値がゼロになる日が来るかもしれません。

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まとまっていない散文になってしまいましたが、要約すると

・決済手段としての流通性や信認はほぼゼロだから、法定通貨の代替物にはなり得ない
・投機商品としての流通は狭いマーケットの中で行われている。最終的に法定通貨に交換することで価値が確定するので、スロットマシンのコインや麻雀の点棒のような存在である
・デジタル法定通貨の出現により、仮想通貨の価値が暴落するリスクをはらんでいる


ように思われます。そのようなものに退職金をはたいたり大家業で稼いだ利益をツッコむのは愚かなことだと思います。投機商品としての仮想通貨はパチンコのようにカジュアルなギャンブルとして楽しむのが一番合っているんですよ。

最後になりましたが税制も変わりましたね。仮想通貨は税制上暗号資産という呼称になり明確に通貨ではないと定義されました。金融商品ではないので総合課税の雑所得扱いで課税されます。鉄火場で仮に大もうけしても最大45%の累進課税の対象になるわけですから、株式やFXなどよりも手残りは少ないはずです💦

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