お布施だと思って押して下さい(笑)
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おはようございます、ぺんたです。
先日家内と話していて意外に思ったことがありました。いまある戸建を買おうかどうしようかと思案している・・・と家内に話していたとき、仲介さんから(どうやら浄化槽が壊れているようなんです)と言われたので迷っているという話を伝えたんです。そしたら、
「私、浄化槽ってイマイチどんなものなんだかわかってないんよね~(^_^; 浄化槽で処理したあとに下水に流れていくん??」
と言われました。家内はうちの番頭さんとして浄化槽管理業者さんへの支払いもして来ましたし、てっきり知っているものだと思っていましたが、
「私、下水道のあるところにしか住んだことがないけんw」
と少し鼻高な感じで言われました。あ~ゴメンね、どうせ俺は田舎育ちやけん・・・(~,~)
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このブログでも皆さんが知っているものだと思って浄化槽ネタを何度か書いたことがありますが、今回は原点に帰って浄化槽とはなんぞや・・・下水道との違いは??という基礎知識を簡潔に解説したいと思います。
最初に下水道の解説をしたほうがわかりやすいでしょう。朝から汚い話で恐縮ですが、ご家庭で出たウンチやオシッコを下水管という管を通じてどんどん流して下流の下水処理場で綺麗にするのが下水システムです。
ご家庭のトイレには太さ10センチか15センチぐらい?の下水管が接続されていて、トイレの水タンクを操作するとウンチやオシッコが水とともにこの下水管に流れていきます。各家庭からの排泄物は勾配によってどんどん下流に流されていき、よその家庭からのウンチやオシッコと合流して、徐々に太い下水管に流れ込みます。
こういう太い下水管は外国映画のアクションもので、犯人が逃亡するシーンで良く出て来ますね。
太い下水管は重力で下流に流れて行きながら、ときどき勾配を乗り越えるためにポンプで上に持ち上げられたりして、最終的には下水処理場に到着します。市内のウンチやオシッコが一堂に会するわけですw
そこで化学的に、あるいは微生物に分解させる生物的な処理を経てある程度キレイな水と汚泥に処理されます。処理後の水は川や海から放出されることが多いようです。
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次に浄化槽です。浄化槽にはいろんなタイプがあるようですが、代表的なものはこんな↓形をしています。地下に埋設して使うタンクのようなものです。
家庭で出たウンチやオシッコはこの浄化槽内に流れ込み、内部で微生物の反応によって徐々に分解され、キレイな水を取り出すことができます。処理された水は土の中に放流されます。ちなみに浄化槽の内部はこんな↓風になっています。左側からウンチやオシッコが流入し、段階を経て徐々に処理されて右側のほうから放流されます。
ここまでご紹介してもうおわかりだと思いますが、下水道システムとは数千戸の汚物を一箇所で集中的に処理するもので、もういっぽうの浄化槽とは一戸一戸の汚物を「地産地消」するシステムですw
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浄化槽がうまく機能しているかどうかは専門業者によって定期的にチェックされます。うちで契約している業者さんは毎月浄化槽のマンホールを開けて内部の状態をチェックし、必要に応じて微生物を追加投入してくれます。他にも空気を送るブロアがちゃんと動いているかなども見てくれますが、毎月の作業は比較的軽い作業なので費用も少額です。
ところが年に一度、費用のかさむ仕事がやってきます。上のイラストで内部構造を示しましたが、浄化槽とはキレイになった上澄み液を外に放流するシステムである反面、微生物が分解しきれなかった汚泥(ヘドロのようなウンチのなれの果て)が底にどうしても溜まります。それを年に1回程度バキュームカーで抜き取る作業が必要になり、小さいアパートでも1回10万円ほどかかってしまいます。
下水道だと自治体から入居者に費用が請求されるのに対して、浄化槽の管理コストは大家さん負担です。そういう意味では下水道のほうが大家さんには都合がいいのですが、いかんせん田舎では浄化槽が多くなっちゃうんですよね。
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じゃあ、下水道が引いてあるエリアと浄化槽のエリアの違いはなにかというと、「勾配」と「人口密度」によると言えます。
下水道システムは下水管の勾配を利用してウンチやオシッコを下流に流すシステムだと書きましたが、肝心の勾配がなければブツが流れていきません。そのため勾配が取れないだだっ広い平野部や、山間の集落などでは下水道システムを導入できず、浄化槽の一択となってしまいます。
また人口密度の低い田舎では、土地に勾配があっても下水道は引かれません。ポツンと一軒家みたいなエリアに下水道を引こうと思ったら、長大な土木工事の末、たった一戸のウンチやオシッコを処理するだけになり経費倒れに終わります。だったらそういうエリアは浄化槽で「地産地消」してよ~・・・ということで浄化槽が推奨されるわけです。
うちの奥さん、この解説で理解してくれたかな~!?(^_^;
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と言われました。家内はうちの番頭さんとして浄化槽管理業者さんへの支払いもして来ましたし、てっきり知っているものだと思っていましたが、
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と少し鼻高な感じで言われました。あ~ゴメンね、どうせ俺は田舎育ちやけん・・・(~,~)
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最初に下水道の解説をしたほうがわかりやすいでしょう。朝から汚い話で恐縮ですが、ご家庭で出たウンチやオシッコを下水管という管を通じてどんどん流して下流の下水処理場で綺麗にするのが下水システムです。
ご家庭のトイレには太さ10センチか15センチぐらい?の下水管が接続されていて、トイレの水タンクを操作するとウンチやオシッコが水とともにこの下水管に流れていきます。各家庭からの排泄物は勾配によってどんどん下流に流されていき、よその家庭からのウンチやオシッコと合流して、徐々に太い下水管に流れ込みます。
こういう太い下水管は外国映画のアクションもので、犯人が逃亡するシーンで良く出て来ますね。
太い下水管は重力で下流に流れて行きながら、ときどき勾配を乗り越えるためにポンプで上に持ち上げられたりして、最終的には下水処理場に到着します。市内のウンチやオシッコが一堂に会するわけですw
そこで化学的に、あるいは微生物に分解させる生物的な処理を経てある程度キレイな水と汚泥に処理されます。処理後の水は川や海から放出されることが多いようです。
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次に浄化槽です。浄化槽にはいろんなタイプがあるようですが、代表的なものはこんな↓形をしています。地下に埋設して使うタンクのようなものです。
家庭で出たウンチやオシッコはこの浄化槽内に流れ込み、内部で微生物の反応によって徐々に分解され、キレイな水を取り出すことができます。処理された水は土の中に放流されます。ちなみに浄化槽の内部はこんな↓風になっています。左側からウンチやオシッコが流入し、段階を経て徐々に処理されて右側のほうから放流されます。
ここまでご紹介してもうおわかりだと思いますが、下水道システムとは数千戸の汚物を一箇所で集中的に処理するもので、もういっぽうの浄化槽とは一戸一戸の汚物を「地産地消」するシステムですw
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浄化槽がうまく機能しているかどうかは専門業者によって定期的にチェックされます。うちで契約している業者さんは毎月浄化槽のマンホールを開けて内部の状態をチェックし、必要に応じて微生物を追加投入してくれます。他にも空気を送るブロアがちゃんと動いているかなども見てくれますが、毎月の作業は比較的軽い作業なので費用も少額です。
ところが年に一度、費用のかさむ仕事がやってきます。上のイラストで内部構造を示しましたが、浄化槽とはキレイになった上澄み液を外に放流するシステムである反面、微生物が分解しきれなかった汚泥(ヘドロのようなウンチのなれの果て)が底にどうしても溜まります。それを年に1回程度バキュームカーで抜き取る作業が必要になり、小さいアパートでも1回10万円ほどかかってしまいます。
下水道だと自治体から入居者に費用が請求されるのに対して、浄化槽の管理コストは大家さん負担です。そういう意味では下水道のほうが大家さんには都合がいいのですが、いかんせん田舎では浄化槽が多くなっちゃうんですよね。
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じゃあ、下水道が引いてあるエリアと浄化槽のエリアの違いはなにかというと、「勾配」と「人口密度」によると言えます。
下水道システムは下水管の勾配を利用してウンチやオシッコを下流に流すシステムだと書きましたが、肝心の勾配がなければブツが流れていきません。そのため勾配が取れないだだっ広い平野部や、山間の集落などでは下水道システムを導入できず、浄化槽の一択となってしまいます。
また人口密度の低い田舎では、土地に勾配があっても下水道は引かれません。ポツンと一軒家みたいなエリアに下水道を引こうと思ったら、長大な土木工事の末、たった一戸のウンチやオシッコを処理するだけになり経費倒れに終わります。だったらそういうエリアは浄化槽で「地産地消」してよ~・・・ということで浄化槽が推奨されるわけです。
うちの奥さん、この解説で理解してくれたかな~!?(^_^;
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分かりやすい具体的な説明ご苦労様でした。
東京でも昔水洗トイレにする場合は浄化槽でした。
そのうち直接流せる下水道ができて浄化槽を取り除きました。
下水はそのまま下水処理場に行かず交差点の下などに大きい簡易浄化槽に集めて処理する場合もあるようです。この後は海に流すのかは良く分かりません。
いつも優しいコメントありがとうございます。
昔は東京でも浄化槽だったことがあるんですね(°0°)
田舎者には新鮮です(^^ )