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健美家コラム第43話で値付け前の物件を狙っている話を書きました。良かったら読んでみてください!

◎第43回 最近見た2つの物件。価格査定前の物件を狙っています!

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おはようございます、ぺんたです。

昨日の記事で指値が半分押し戻されたと書いた物件の話です。

ある読者の方から直メッセージをいただきました。その方も同じ物件を購入しようと検討していたものの、近所にあるため池が気になりハザードマップを調べたところ浸水エリアに含まれていたので購入を断念されたそうです。

「ぺんたさんはどんな観点から買う決心をされたのですか?」

という大意のご質問でした。

SanukiHeiya
(※画像はイメージです)

物件が特定されないように建物の全景は掲載しないようにしていたのですが、購入を実際に検討されていた方にはわかっちゃうんですね。さすがです!

この方は以前健美家さんの交流会で直接面識があった方でしたので率直にお答えしました。

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大前提としては、実際に現地でため池の土手を歩いてみて堤防がしっかりしていることを確認していたのですが、その時にこんな石碑を目にしていたんです。

Opera スナップショット_2019-10-29_022133_www.google.co.jp

細かい碑文は読んで居ませんがw、当時の県知事が揮毫した石碑でした。

(こんな立派な石碑があるのだから由緒のあるため池なのかもな・・・)

と思って調べたところなんと1,300年も前から地元の灌漑を担っている、歴史のあるため池でした。そして1,300年のあいだ大きな災害は起こしていないそうです。そのことがわかった時点で(購入しても大丈夫だ)という心証を得ました。

まあ正直に言うと物件が非常に気に入っていたので、購入しても大丈夫な材料を集めていた嫌いはあります・・・(爆)

話を前に進めることにしたあともなんとなく気になってため池について情報収集していたのですが、どうやら一定の貯水量と一定の灌漑面積以上の比較的大きなため池というのは自治体に管理責任があるそうです。(逆に小さなため池は誰も管理していないのでかえって危ないらしいですよ💦)

(県知事の石碑があるのだから、県が管理していて耐震評価をしているかも・・・)

と思って、そのようなキーワードで検索をかけると2008年ごろだったかなぁ?南海トラフ地震を前にして、県がため池の耐震評価をこれから行う・・・という新聞記事が見つかりました。

(これから行う・・・と書いてあった時点からもう10年以上経つので、検査結果の広報記事があるかも)

と更に考えて検索したところ、2014年の記事でここのため池は耐震化工事が必要なしとされていました。つまり現状のままで南海トラフに耐えられるというお墨付きを県がすでにゲットしていたんです\(^o^)/

あとはもう自分の気の持ちようだけなのですが、(想定外のことが起こって万が一決壊してしまった場合どうなるんだろう!?)と思って改めてハザードマップとにらめっこした結果、

・万が一決壊しても敷地は盛り土した土地に建っているので、最悪1階部分が1~2メートル浸水するかもしれない

・しかしため池はベランダ側ではなく、玄関側に位置するので室内にはそこまで水が浸入しないだろう

・また近所に川があるので比較的短時間のうちに排水が進み、人的被害までは出ない可能性が高い


と判断しました。

人的被害が出ないならばあとは物的被害をいかにカバーするかだけです。うちの物件は全て水災をカバーする火災保険に入っているので、そちらで建物被害の復旧はできます。ここまで考えてようやく安心できました(^^ゞ

誰しも大家業をやっている方は、自分の物件で人を死なせたくはありませんよね。ちょっとしたヒントをもとにあれこれ調べて安心・安全が確認出来るのであればその労はいといません。私のしつこさが背中を押してくれた物件なのかもしれませんね~(^^ )

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