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おはようございます、ぺんたです。

ロシアのウクライナ侵攻で世界がめちゃくちゃになっていますね。
イデオロギー的なことは脇に置いておくとして、エネルギー価格が上昇していてこの先が思いやられます。

ここ数年、世界では「脱炭素」の動きが主にヨーロッパ主導で蔓延しており、石油などの天然資源に投資マネーが向かないから産出量が増えないのだとする向きもあります。

また、産油国は供給を絞っておけば価格が上がって儲かるので増産には後ろ向き・・・という背景も合わさって、ガソリンなど石油由来の製品価格が高止まりしているわけです。天然ガスは世界有数の輸出国であるロシアがああいうことになってしまったので、当分の間は上昇するでしょうね💦

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そんななか、つい先日の3月22日。政府から電力供給逼迫警報という聞き慣れない警報が出されました。直接的には3月16日に起きた福島県沖地震によって火力発電所6基が操業を停止したことに加え、大寒波がやってきて電力需要が急増したことによるものです。

この現象っていまの日本がエネルギー政策をこじらせてしまっていることを象徴している出来事ですので少し深掘りしてみようと思います。電力需給が逼迫した間接的な原因は大きく分けて4つあります。

①電力の需給構造が長期的に変化してきた
②原子力アレルギーが続いている
③脱炭素化のため古い石炭火力発電所を閉鎖した
④電力自由化の影響


この4点についてそれぞれ書いて行きますね。

①需給構造の長期的変化

私が子供の頃、1年を通して電力の最大需要期は夏でした。当時はクーラー(まだエアコンではないw)が普及し出したころで、冷房のために大電力が必要でした。ところが昨今は冬が最大の電力需要期に変わりました。

まず一つは太陽光発電の普及によって、夏場の冷房需要期には同時に太陽光がどんどん発電してくれるようになったので相対的に需給が緩和されました。つまり夏場は太陽光発電以外の発電はフル稼働しなくても良い、比較的余裕のある状態になって来ているんです。これがひとつ。

冬場の暖房手段にも変化があります。私の子供の頃は練炭のコタツや石油ストーブが暖房の主力でしたが、昨今はエアコン暖房が主流になっています。これにより冬場の暖房需要による電力需要が増えているんです。
ご承知の通り冬場の太陽光発電はそれほど役に立ちません。特に列島が寒波に見舞われているような日には全く発電しないと言っても過言ではありません。そのため電力の需給が逼迫してしまうんです💦
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(※Photolibraryより)

②原子力アレルギー

福島第一原発の爆発事故以来、日本の原子力発電所はそのほとんどが稼働を停止しています。電力各社は5兆円以上の対策費を支出して万全を期しているのですが原子力規制委員会の許可がなかなか下りません。国民の原子力アレルギーに忖度して政治家が決断しないことも影響しているのだと思います。
原子力発電所が再稼働しないことにより、日本の総発電能力の約20%が稼働しないままになっています。

③古い石炭火力発電所を閉鎖している

あまり知られていませんが、二酸化炭素を多く排出する古い石炭火力発電所が続々と閉鎖されているようです。COP25で当時の小泉環境大臣が欧米各国から「石炭火力発電を使っている日本は時代遅れ」と非難されたことは記憶に新しいですが、二酸化炭素の排出抑制のために経産省主導で石炭火力発電所を潰して行っているようです。
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これにより一定量の発電能力を喪失したことになります。

④電力自由化で供給責任が不明確に

数年前から電力供給が自由化されましたね。当時はマーケットメカニズムが働いて電力価格が安くなると言われていました。新電力会社がたくさん出来て、「東京ガスの電気」とか「ソフトバンクの電気」が流通するようになりました。昔を思えば隔世の感があります。

ところが自由化の副作用もあります。自由化以前は東京電力や九州電力など地域電力会社の地域独占体制でしたので、これらの電力会社が電力の供給責任を負っていました。ところが自由化になったので供給責任は新電力も含む各社がそれぞれ負うことになったため、全体の供給責任を負う事業者がいなくなってしまいました。そのため、たとえば東京電力が(なんとしてでもブラックアウトを起こさせないぞ)と思う動機が薄れてしまった格好です💦

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石油火力も石炭火力も二酸化炭素を排出するからダメ。原子力は事故ると怖いからダメ。残るは太陽光などの再エネですが、冬場は役立たず。自由化したのはいいけれどトータルで供給責任を負う事業者がいなくなった・・・。

その結果電力需給が逼迫してブラックアウト寸前まで至ったわけです。今後も上記の条件が重なれば同じことが起きる可能性は大いにあります。もっとも、ロシアがおっぱじめた戦争によってエネルギー価格が上昇傾向ですから一定の需要抑制効果はありそうですけどね・・・(^^ゞ

私はシンプルに考えるほうですから

(将来の地球温暖化などよりも、電力がブラックアウトして目の前で人が死ぬのは見過ごせない)

(そんなことにならないように、使える設備は原発でも石炭火力でも再稼働させればいいじゃん)


と考えていますが、世の中的にはそう考えない方も多いらしく一筋縄では行きません。

以前の記事で、再エネを主力電源にすると究極的には「雨の日や風が吹かない日には停電する」原始的な生活が待っている・・・と書きましたが、このまま日本はそっちの方向に行くんだろうか不安です。

二酸化炭素の排出抑制に真面目に取り組んでいるのは恐らく日本だけなので、おそらくひとりだけ割を喰うことになりそうなんですけどね・・・💦

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